2012/12/30

「十字架の現象学」著者からの感謝

当ブログ「十字架の現象学」ユーザー様へ

皆様方のご熱心に心から感謝いたします。

2013年も著者らしく
命ある限り
投稿配信いたします。
よろしくお願い申し上げます。

著者:アノニマス(通称・An)


2012/12/24

パウロ聖使徒の背理法・回心者の間接証明 (2)

聖パウロ回心者使徒の背理法功罪
ギリシア語聖書(UBS)
手沢本ドイツ語聖書
前回、聖使徒回心者パウロが「在ローマ属国ユダヤ人二世」であった、という既知事項をこと新たに強調させていただいた。

それは、パウロの「居心地の悪さとしての根源的な被投的世界内存在(das ursprüngliche geworfene In-der-Welt-sein als Un-zuhause)」性(注)とでも言うべき深刻極まりなき二重拘束的状況あるいは体験が、四方を海に守られてきたわたしたちの歴史体験には存在しないからである。極言すれば、残酷な「村八分」をたえず同期的に抱え込むことで演出されてきた(そして今なおされている)このNIPPON国の摩訶不思議な村共同体の「和」の狡知を隠蔽して語られるパウロなど、パウロであるはずがない、と強く感じているからでもある。
(注)『存在と時間』第五十七節 渡辺二郎訳

2012/12/16

パウロ聖使徒の背理法・回心者の間接証明 (1)

聖パウロ回心者使徒の背理法功罪
ギリシア語聖書(UBS)
手沢本ドイツ語聖書
わたしには少々悪戯なところがある。

「回心者パウロが。。。聖使徒パウロが。。。って言ってるじゃない?」、と熱く語られるいわゆるクリスチャン方々にウンウンうなづきながらも、御言葉が切れる頃合いに、こう尋ねることがある。

『なるほどねぇ。。。ところで、あの芥川龍之介さんはパウロのこと、「ジャーナリスト」、と呼びましたよ。僕がよく聴いていますDonald Hubbard博士の最近の教会礼拝説教(BBN)では、「スポークスマン」、と語られることもあります。』

大概の信徒方々は、怪訝な表情を示される。

2012/12/05

十字架の現象学著者アノニマス熱唱!

現象学やキリスト教やイエスやハイデガーやニーチェ。。。退屈な退屈な記事の数々をお読みいただき心より感謝いたします。

さぞやお疲れになられたことでしょう。このあたりで、バーッと気分転換しましょう。数曲をダイジェスト版でどうぞ。

エッ。。。?はい、わたくしアノニマスが歌っております。活字から抱かれたご印象とお比べになられていかがでしょうか?左サイドバー「このサイトに参加する」ボタンから簡単に読者登録できます。更新ごとに、記事全文が皆様方のメールボックスに配信されます。今後とも当ブログ「十字架の現象学」をよろしく。

原曲の著作権は原曲製作者並びに歌唱者(竹内まりあ・越路吹雪・中森明菜・加藤登紀子)に帰属します。


2012/12/04

ニーチェ箴言散策集・私家版 (6)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


85節から89節までをどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

2012/11/29

制限時間60秒!正解は何番?センター風。。。

◆次の本文をよく読んで、あとの問いに答えよ。

イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。A 悪霊はイエスを知っていたからである。(新共同訳 1.34)

問 傍線部A「悪霊はイエスを知っていた」とあるが、それはなぜか。その説明として最も適当なものを、次の1~5のうちから一つ選べ。

1 悪霊は、病人をいやすイエスをすでに目撃していたから。
2 悪霊は、イエスのうわさを天の国で耳にしていたから。
3 悪霊は、イエスのうわさを地の民から収集していたから。
4 神が、悪霊にも善悪を弁える知恵を授けておられたから。
5 他人のようだが、もとをただせば血を分けた兄弟だから。

あなたの正解番号を投票してから「正解」を参照しましょう(見えない番号はスクロールバーで)。

2012/11/27

「湖の上を歩く」イエス。。。咽ばで読むべきかは

DAS LAND DER BIBEL
Deutsche Bibelgesellschaft
「湖の上を歩く」(新共同訳小見出し)イエスとは、ご承知のように、マルコ(6.45-52)・マタイ(14.22-33)・ヨハネ(6.16-21)「福音書」に残されている記事のことである。ルカ「福音書」に、この記事はない。

説教者それぞれの「原稿」を十ほど拝読してみたが、失礼ながら、どれもこれもおもしろくない。ピースこそ違え、できあがったパズルの絵は皆おなじであった、という意味でおもしろくないのだ。

ピースが違えば、おのずと、完成した絵柄絵模様は異なるはずであろうに。。。しかし説教者の「説教」は、そうはならないのである。

この「不可思議」にわたしは、西欧精神の舵(かじ)となるべく造形されたギリシア哲学(形而上学)の思惟の産物「使徒信条(the Credo)」からいまだ逃れられないでいる日本人説教者の「哀れ」、というものを強く感じる。

2012/11/25

私家版・ニーチェ箴言散策集 (5)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


80節から84節までをどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

2012/11/24

「永遠」って何?何?何? (2)


(以下の記事は、2010.10.07、に書かれたものです)

シモーニュ・ヴェイユ
Simone weil
「わたしたちの内部で、究極性とつらなっている欲求の尖端を現在にあてがってみれば、それは現在をつき破って、永遠にまで達するであろう。」(シモーニュ・ヴェイユ『重力と恩寵』田辺保訳) 
1943年、34歳で夭逝(ようせい)したユダヤ系フランス人女性思想家の断片(アフォリズム)である。

結核の進行にもかかわらず、食物摂取を拒否しての餓死であった、と言う。受洗したという意味での基督教信徒ではない。

「永遠」って何?何?何? (1)

(以下の記事は、2010.03.12、に書かれたものです)

通院しております心療内科からの帰り、すこしだけのつもりで立ち寄りましたとある書店で、岩波書店発行の伝統ある月刊誌『思想』(2010.03号)を見出しました。青年時代たいへんお世話になった月刊誌を懐かしく思い、手にも取り、表紙にある目次を眺めていたとき、わたしの目に「カイロス」というたった四文字のカタカナが飛び込んできました。

2012/11/23

教会は自死(自殺)念慮者を救えるか?

(以下の記事は、2011.04.03、に書かれたものです)

「自死(自殺)」に関する日本のキリスト教全体としての見解には統一性がない。またその研究・対策も、かなり遅れている。説教者たちのなかには、なにがしかの精神疾患が関与した「自殺」は「病死」である、と判断して憚らない方々も、いまだおられるようである。

あるいは、神をどこかで拒否していたからではなかろうか、といった戯言(たわごと)をもっぱらとする説教者もおられる。なんという残酷な神学であろうか。。。

2012/11/22

イエスの「死生観」

(以下の記事は、2010.12.05、に書かれたものです)

1945年12月。。。

Wikimedia Commons
エジプトはナグ・マハディ(Nag Hammadi)村の土中から、一人の村人によって壺が掘り起こされた。その壺の中におさめられていたのは、エジプト語の異形態コプト語で綴られた皮とじの写本冊子(Codex)であった。

鑑定の後それらは、熱心党を前衛とした対ローマ・ユダヤ戦争(66-70)、そしてその後の対ローマ・ユダヤ人反乱(132-135)によって、まったき亡国の民となったキリスト教徒たちの一部集団が、直後、イエスの言動をどのような伝承のなかで守り継ぎ、またどのような思想的混沌のさなかにおいて伝播していたのかを知る上において、たいへん貴重な資料群であることが判明した。

2012/11/20

私家版・ニーチェ箴言散策集 (4)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


75節から79節までをどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

Recent report on my Parkinson's disease

処方箋、症状の報告だけを。

どうぞ。。。

2012/11/19

イエス時代前後の宗派状況概観

(以下の記事は、2010.11.15、に書かれたものです)

ラビのイジドー・エプスタイン(1894-1962)は、次のように記述している。
(紀元七十年のエルサレム第二神殿)破壊の時代に存在していたすべての党派と分派のうちで、古代の資料によれば二十四派あったということであるが、民族の大変動にも生き残った唯一の派は、パリサイ派であった。(『ユダヤ思想の発展と系譜』第十二章 安積鋭二・小泉仰共訳 1975年初版 英文原本初版1959年 *「古代の資料」とは、"Jerusalem Talmud"のこと ( )内アノニマス) 

2012/11/18

私家版・ニーチェ箴言散策集 (3)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


70節から74節までをどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

2012/11/17

キリスト教教派教団を斬る!実在論(der Realismus)

(以下の記事は、2011.02.03、に書かれたものです)

中道基夫氏(関西学院大学)は、「日本伝道論に関する書評」(日本基督教学会編『日本の神学』No.46、2007)のなかで、近藤勝彦氏ならびに山口隆康氏の著作に触れ、次のように述べられている。

2012/11/16

私家版・ニーチェ箴言散策集 (2)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


65節から69節までをどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

2012/11/15

無花果(イチジク)の木とペトロ・メッセージ

(以下の記事は、2010.12.22、に書かれたものです)

今年は、ニーチェの「マネキン」がよく売れたそうだ。よほど見栄えが良かったのであろう。

なんとも不思議な国、また国民ではある。

元来ニーチェは、ギリシア古典文献学徒であった。
  • Wie? Das 》Wunder《 nur ein Fehler der Interpretation? Ein Mangel an Philologie? ("Jenseits von Gut und Böse"47,RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114.)
「奇跡(das Wunder)」の淵源を、「解釈の誤り(ein Fehler der Interpretation)」または「文献学の欠乏(Ein Mangel an Philologie)」に見出さんとするニーチェに、その片鱗が感じられる。

さて、イエスの一喝で枯れてしまったと記録されている「イチジクの木」であるが。。。

2012/11/14

途切れた系譜(ハヤトロギア)

(以下の記事は、2010.11.07、に書かれたものです)

東京大学哲学会編「哲学雑誌」第121巻第793号(2006年)のタイトルは、「レヴィナス―ヘブライズムとヘレニズム」、となっている。

3編の公募論文、3編の研究論文を除いて、6編のレヴィナス関連の論文が収録されている。

その6編のうちに、「レヴィナスにおける解釈学のヘブライ的契機」、という論文がある。

私家版・ニーチェ箴言散策集 (1)

ニーチェ箴言散策集
Friedrich Nietzsche
『ニーチェ箴言散策集』(2008.02起稿 2008.07脱稿 Mr. Anonymous)


まずは63節と64節をどうぞ。。。


原文・翻訳からの引用は、「報道、批評、研究目的での引用を保護する著作権法第32条」に基づくものです。ドイツ語原文は、"RECLAMS UNIVERSAL-BIBLIOTHEK Nr.7114"、日本語訳は、木場深定氏の訳に、それぞれ依ります。

『ニーチェ箴言散策集』全125編転載します

2008年2月から同年7月にかけ書き下ろしましたわたくしめの『ニーチェ箴言散策集(全125編)』を、ところどころに挿入することにしました。数が多いため、右サイドバー(→)にページリンクを追加していくよう配慮いたします。わたくしめの危うくもそこはかとなきニーチェ解釈です。

以上予告まで。

2012/11/13

花はなぜ咲くのか?

(以下の記事は、2010.11.16、に書かれたものです)

甲南大学田中修先生の四夜にわたるお話、「秋を彩る植物たち」、には深く感動した(2010.11.08-11)。

(NHKラジオ第1)『ラジオ深夜便』から流れてきた「ナイトエッセー」である。

2012/11/12

「時間性(Zeitlichkeit)」と「鯉の滝登り」

(以下の記事は、2011.02.06、に書かれたものです)

ハイデガー(1889-1976)の主著であり、難解な未完の大著でもある『存在と時間(Sein und Zeit: Being and Time)』の意義は、いくら強調しても過ぎることはない、とわたしは浅学ながら頑なに思ってきた。

蒼古のギリシア哲学以来ドイツ観念論の終焉にいたるまで猛威を振るい、否その後も神学を餌食にして隙あらば復活せんとする無世界的な主観的思惟の犠牲夥しい地上戦に対し、ただ一人、人間「存在」の意味に対する問いだけにみずからを供犠し、大地を掘削する土工さながらに身をやつして、わたしたち人間(存在者)を人間たらしめている「存在」の実存論的地層なる「時間性(Zeitlichkeit)」を探り当て、ついに、無世界的な主観的思惟(概念)の猛攻に予期せぬ方域から奇跡的なとどめを刺した人、その人がハイデガーなのである。

さてこの「時間性(Zeitlichkeit)」であるが・・・

2012/11/11

体験・・・の機序(2)

(以下の記事は、2011.03.06、に書かれたものです)

1945年4月14日に脱稿された西田幾多郎最後の完成論文、「場所的論理と宗教的世界観」二(章)の部分に、次のような一節がある。
  • 「宗教心というのは、多くの人の考えるように、有限と無限とか、相対と絶対とかいう如き過程的関係において生ずるのではなくして、我々の自己自身の存在が問われる時、自己自身が問題となる時、はじめて意識せられるのである。」(岩波文庫版『西田幾多郎哲学論集 3』所収 下線引用者)
この一節は、西田氏御自身が「前方」に座し、わたしたちからの応答を待たれて書かれたものではない。

体験・・・の機序(1)

(以下の記事は、2011.03.05、に書かれたものです)

皆様方よくご存知の、「青年(少年たち)よ、大志を抱け!」、という文句は、米国人ウィリアム・クラーク博士(1826-1886)が札幌を立ち去る時に残されたもの、と言われている。

その博士の影響を受け立ち上げられた「札幌バンド」、いわゆる基督教信徒グループのなかに、内村鑑三(1861-1930)氏がいた。旧五千円札紙幣でおなじみの新渡戸稲造(1862-1933)氏も、そのうちの一人である。

2012/11/10

在エジプトユダヤ人二世フィロン

(以下のの記事は、2011.03.27、に書かれたものです)

Cornerstonepublications.org, inc は、フィロン(ラ:Philon Alexandrinus)、という人物を次のように紹介している。

心の最前線

(以下の記事は、2010.09.30、に書かれたものです)

「前頭葉切り」という言葉を、皆様方はご存知であろうか。

なんとも物騒な表現ではあるが、これで1949年にノーベル医学生理学賞を受賞した神経学者がいた、というのだから驚きである。ポルトガルのモニス氏が、その人らしい(時実利彦『人間であること』)。

前頭葉をバサリと切ったら、チンパンジーがおとなしくなった。こりゃしめた、ということで、不安神経症や躁うつ病患者の前頭葉を切った。効果があった。全世界に波及した。

そこまではよかった・・・

語る・聞く、の出入り口

(以下は、2010.10.10、に書かれた記事です)

「聴従」という言葉を、「(神への)従順」という文脈に転用する説教者が多い。

文句を言うつもりはないのだが、これでは淡水魚を海水に放ったも同然である。百害あって一利なしである。

"Stromata(ストロマタ)"にみるペトロ聖使徒の信仰

(以下の記事は、2011.02.16、に書かれたものです)

イエスの兄弟ヤコブについてもそうだが、プロテスタント教会の教説では、ともすればパウロの陰に隠れがちな使徒ペトロではある。

ご承知のように漁師であったペトロは、兄弟アンデレとともに、使徒となるべくイエスに声をかけられた最初の人物である。ガリラヤ湖畔でのことであった。

2012/09/29

だから言ったじゃないの。。。

例の問題。。。
正答率 「2割強」 との報告。

それでも作問の不備を認めない。
。。。どころか自慢たらたら。
アホちゃうか、とわたしゃ思ったぞなもし。

だからわたくしゃ、あのとき言ったのでござる。

わたしの勝ちじゃなあ、ガハッガハッガハッ!

以上。

2012/05/22

五月は薔薇でしょう

と実感させてくれない今年の五月。

おかしな天候ですなあ。。。

アノニマス十八番の「五月のバラ」、ウ~ン、布施明でどうでしょうか。

では、どうぞ。。。と思ったのですが、動画が途中で削除されたようです。残念ですね。

神学問答「あたりまえ」対「あたりまえでない」

「あたりまえ」になってしまったことをとりたてて述べる、ということはほとんどない。彼らが誇らしげに語ったもの、それは、「あたりまえ」のうえにある礎石であった。

ところが。。。

2012/05/20

罪の告白(Confession)とは何か?贖罪論批判

「告白(Conffesion)する」、という言葉の語義を検索してみたが、どうも釈然としない。

そこで、対照するコンテクスト(文脈)をとりあえずは「マルコ福音書」第1章5節にさだめ、造語の痕跡を色濃く残すドイツ語に迂回してみた。

2012/05/16

福音の「はじまり」とは何か?マルコ

Αρχη του ευαγγελιου Ιησου Χριστου(アクセント省略)
アルー トゥ エヴァンゲウ イェゥ クリス
「マルコ福音書」の書き出しを現代ギリシア語の発音で読めば、およそこのようになる。太字は高アクセント。カタカナ表記ではこれが限界だが、雰囲気のいくぶんかは感じていただけるであろう。

第一単語の「アルキー」は、通常「アルケー」と日本語表記される。

2012/05/15

農夫を生きる知識人

こんな人もいるんだぁ、とお感じいただければ。。。

シェアさせていただいた短い動画もご覧ください。要所要所、わたくしアノニマスが通訳いたします(笑)。

2012/05/12

ハイデガーを超ミニ実験する

ハイデガーは、その主著『存在と時間(SEIN UND ZEIT)』のなかで、
オレが書き出す言葉はサァ、アンタたちが馴染んできた文法とはまるっきし違うんだゼ、そこんとこよろしく!(§ 7 終盤)
とわざわざ注意を喚起してくれています。

2012/05/08

パーキンソン病当事者の病状報告

PD、いや本態性振戦、いや薬剤性(抗精神薬による)PD症候群、いややはりPD。。。

とまあおよそ九ヶ月間、大学病院の神経内科でとっかえひっかえ薬を試してきた。癲癇けいれん抑制剤や統合失調症治療のための薬の転用処方なども体験した。

伊藤仁斎と牧師説教と霊性

(以下の記事は、2006年執筆原稿の一部を抜粋・修正したものである)

元禄六年(1693年)、すでに体裁を整えていたと考証されている伊藤仁斎の「童子問」という書籍のなかに、じつに感銘深い一節がある。

2012/05/06

韓国キリスト教のハイデガー受容度

試しにキーワードをざっくり、「ハイデガー キリスト教(하이데거 기독교)」、にして検索してみたところ、
日本語のページ数 253,000
韓国語のページ数 582,000
と表示された(Google昨日現在)。

2012/05/04

復活証言とは何か?その土着性

復活後のイエスの言動に関する福音書の記述は、原始教団教派の教書的創作である、とまずは申し上げておきたい。

復活したイエスの言動を三人称で描きえた筆記者は「全知(Omniscience)」である、と考えるのが物語論(Narratology)の常識だからである。

2012/04/26

献金を投資にまわす日本キリスト教

アノニマスも60。

この世の仕組みが分からない歳ではもはやないのだが、それぞれにあたい高い信徒の献金のいかほどかが、いつのまにやら投資資金に化けていたと聞けば、刻一刻の損益の淀みのうたかたとはなるべきものを。。。と思われ、気が重くなってくる。

2012/04/24

前田有紀

アノニマスは歌謡曲にもうるさいのだあああ!

一押しの最新曲!
聴いておくんなまし。

と思ったのですが、途中で動画が削除されたようですぅ。残念。

2012/04/21

罪の赦し・贖罪論を批判する

[イエス] ブログ村キーワード
贖罪とは、ギリシア的思惟の薫風に靡いた「陳述」にすぎない。いや、後人の「いたしかたのない弁証」であった、と申し上げたほうがよいかもしれない。

2012/04/01

4月1日だあ

ということで、出版もどきーーー!

失礼しましたあああぁぁぁ。。。......

2012/03/18

ハイデガー!五分で分かる現象学

わたしの好きな一文のなかから。
Philosophie ist universale phänomenologische Ontologie, ausgehend von der Herneneutik des Daseins, die als Analytik der Existenz das Ende des Leitfadens alles philosophischen Fragens dort festgemacht hat, woraus es entspringt und wohin es zurückschlägt.
泰然たる前半、胎動する中間、そしてこだまする後半。ドイツ語ならではの韻律だが、日本語では如何ともしがたい。次の程度の意訳はゆるされようか。斜体は無視した(19版)。

2012/02/28

曽野綾子の下品

「週刊新潮」3月1日号(8)掲載、
  • 「生活保護受給者」は霞が関で草むしり
なんならわたくしがむしりましょうか、あなたの下品を。。。

以上、おしまい。

「効果なし」、記録更新中!!!

2012/02/05

パーキンソン病処方箋一挙公開

「振戦」治療で難儀されておられる方々のために。。。

わたしへの処方は、ざっとこんな感じ。

2012/01/19

2012センター評論問2採点不可

  1. 設問類型の不用意な改造
  2. 全選択肢から抹殺された「媒概念(Middle concept)」情報
  3. 「周延(distributed)・不周延(un-distributed)」概念情報への無理解
  4. (問題作成部会による)論旨誤読のあってはならない強要
以上の諸点に鑑み、本設問に関しては「採点不可」、が妥当であろうと考えます。

なお、あくまでも個人的な意見であるため、詳細の展開は割愛いたします。

議論のネタにでもどうぞ。頭の体操になるやもしれません。左手打ちは疲れますなあ、ホント。。。氷雨のような大阪。

2012/01/15

木村敏?

2012大学入試センター試験国語第一問。

「あらっ、まあ、なんと木村博士、ホホホ。。。」

動画をどうぞ。

2012/01/07

プリミドン第二回増量・パーキンソン病

。。。ということで、2012年は20ミリから。

昨夜就寝前より服用。

ただいまのところ反応なし。

以上報告まで。

なんとも摩訶不思議ですなぁ。。。(苦笑)